2010年10月29日金曜日

アクセス解析から見るモバイルの利用状況

無料のモバイルアクセス解析サービス「myRTモバイル」やモバイル広告マーケットプレイスの「maqs」から得られた携帯のアクセス状況などの統計データが発表されていました。

非常に面白い結果なので、ご紹介します。
連載と書いあるので、確認したところ、毎月発表されているようですね。

モバイルユーザー傾向DATABOX(2010年9月)

下記のデータ量が元になっているようです。

■解析データ(myRTモバイル)
1,255,079,941PV
46,357,680UU


■感想
全体的には、想像していたところと余り大差ないというか、納得の傾向でした。
アクセス解析ベンダーとして、こういった情報を公開してくれるのは素晴らしいですね。




個人的気になったのは、Flashlite2.0以上対応の機種の普及率でした。
ほぼ普及しているようですね。
ほとんどの人は気にしなくて良いデータかもしれませんが・・。

2010年10月28日木曜日

アクセス解析のサービス自体が感染経路

下記の記事を見つけたので紹介します。

アクセス解析サービスを使用した Web サイト経由での攻撃に関する注意喚起
 
JPCERT/CC では、2010年9月末から10月中旬の期間において、特定の Web ア
クセス解析サービスを感染経路としたと想定されるマルウエア感染に関する報
告を受けています。上記期間において、当該アクセス解析サービスを使用する
Webサイトを閲覧した場合、ユーザの PC がマルウエアに感染した可能性があ
ります。当該アクセス解析サービスは、多くの商用 Web サイトで利用されて
いる事から、広範囲のユーザが影響を受けた可能性があります。
 
 
どこのアクセス解析なのかは明記されてませんが、アクセス解析のサービスの性質上、
そこを乗っ取られると大変な影響がありますね。 
今後の経過を見守りたいと思います。

2010年10月27日水曜日

ABテストツール導入の大前提

本ブログでOpitimyzelyというABテストを行えるツールを導入しています。

かの有名なY Combinatorが投資しているOptimizelyは、誰でもできるA/Bテストの提供を目指しています。


このように、誰でもテストが行えるようになるのは素晴らしいことです。

ただ、忘れがちなことがあったので、 備忘録として記載しておきます。

当然ながら、ABテストをする場合、ある明確な仮説があって、AとBのテストをするわけです。
決して、ABテストが目的ではなく、サイトを最適化して、ユーザーにとって便利にしていくのが目的です。

というわけで、本ブログでもツールのレビューが目的になって、本来の用途を見失わないようにしたいと思いました。

2010年10月25日月曜日

リアルタイムアクセス解析Justnowのビジターリーチ機能のテスト

Justnowというリアルタイムアクセス解析があって、本ブログに導入しています。

このサービスのレビューは別途書こうと思うのですが、
Visitorリーチ機能というのがありました。

Visitorに対し、指定コンテンツをIFrameで表示します。Visitorへ1対1のアプローチが可能です。
2010-10-25 現在、指定URLのコンテンツをIFrameタグを用い表示する機能のみ

つまり、1対1で、適当なものを表示できるというわけなんですね。

そこで下記の画像を表示してみました。

■設定方法
管理画面にログインして下記の画面から登録します。

Visiterリーチ機能の設定画面

・クリエイティブ名(任意のもの)
・IFrameで表示する際のURL
・表示幅(%で設定)
・表示高さ(%で設定)

を設定できます。プレビューでどのように表示されるかも確認できます。


■表示
表示含めて後日レビューにて報告します。

2010年10月24日日曜日

ソーシャルアプリのアクセス解析

近年、ソーシャルアプリ周りの話題を日々目にします。

アクセス解析の分野でも、徐々にソーシャルアプリの解析が注目されてきました。

ーシャルアプリの解析結果を無償提供

RTmetricsの提供しているオーリックの子会社のmaqsが、ソーシャルアプリのアクセス解析の開発の協力ベンダーを募集しているようです。




ソーシャルアプリ解析では、ユーザーローカルの
apptraq
などがありますが、どれほど利用されているのかは不明です。
月間5000万PV以上でも、 無料利用OKとは凄い太っ腹ですね。


ソーシャルアプリの解析は、単純にJavascriptのタグを貼るだけでなく、
APIを利用して計測するなど使う側のスキルも要求されそうですが、
自分たちで開発して計測するより、簡単で便利なツールが出てくるのではないかと思います。


ソーシャルアプリに限らずですが、APIを使って、自由に計測したものを利用出来るツールが今後増えていくでしょう。

 

2010年10月20日水曜日

アクセス解析ツール一覧

総合アクセス解析ツールを一覧にしました。

今後、追記、整理していきます。


■WebTrends (株式会社サムライズ)

ウェブビーコン分析、ログ分析、両方に対応。モバイルオプション有り)


■Google Analytics (Google社)

無料で利用可能。


■RTmetrics (オーリック・システムズ社)

無料ASP・モバイル・導入型がある。


■wellout (ディー・ワークス社

携帯アクセス解析


■SiteTracker



■SiteCatalyst (アドビシステムズ社)

ASP型。モバイル対応


■Visionalist (デジタルフォレスト社)

ASP・モバイル・エンタープライズがある。


■Sitegram (HARMONY社)

生ログ分析によるレポーティングサービス。


■X-log (株式会社ジャスネット)

不正クリックを追跡・対処可能


■ComfyAnalytics (コンフォート・マーケティング社)

ウェブビーコン型生ログ分析


■PowerROI (パワー・インタラクティブ社)

個客解析機能有り。ウェブビーコン型

2010年10月19日火曜日

ブラウザのJavascriptをオフにしているユーザーは約1%(yahoo調べ)

下記の記事を見て、再認識しました。

米ヤフー曰く「JavaScriptをオフにして閲覧している人は1%前後」


アクセス解析のレビューをしていて、大前提となることなので、ここに記しておきます。

レビューするツールは、WEBビーコン型のもがほとんどです。


・ブラウザのJavascriptをoffにされると、WEBビーコン型のアクセス解析は計測できない。


ただし、そのユーザーは、割合で言うと、数%なので、
訪問者の絶対数が多いサイト以外はあまり気にする必要はなさそうです。

2010年10月17日日曜日

アクセス解析に携わる人が読みたいブログ(twitterアカウント付き)

ここでは、アクセス解析に携わる人に読んで勉強になる、役に立つブログを紹介します。
アクセス解析に携わる立場も分かる範囲で記載しています。


後日追加していきます。


■リアルアクセス解析:アクセス解析に特化したユーザー視点からのブログです。

・属性
運用・利用者

・筆者:
小川卓

・URL
http://d.hatena.ne.jp/ryuka01/

・twitterアカウント
http://twitter.com/#!/ryuka01


■ログマニアックス:アクセス解析を担当する人を応援するブログ

・属性
運用・利用者



・筆者:
Masaki Saito


・URL

http://logmania.masakiplus.net/

・twitterアカウント

http://twitter.com/masakiplus/

かゆいところに手が届く最強のtwitter解析ツール「Twitraq」

今回は、なかのひとやうごくひとなど、
ユニークな解析を提供しているユーザーローカルさんのtwitraqを取り上げます。

昨今、twitterなどのソーシャルメディアからの流入が増えてきています。
アクセス解析だけでは、捉えることのできない部分をこのtwitraqは、詳細に教えてくれます。


今回は、twitraqキーワードの解析機能の画面を紹介します。
この機能の画面だけでも、随所に工夫がありtwitraqがかゆいところに手が届くツールだと分かります。

キーワードは先日紹介した「beencounter」です。


■キーワードの発言数推移
発言数を、時間とともに、グラフで表現しています。
@に関しても解析しており、下記の3つの割合も分かります。


・@ を含まない発言
・文中に @ がある発言
・@ から始まる発言


初日は、RTが多かったのか、@を含まない発言が多かったようですね。
翌日は、少し@付いた発言が増えて、これに関して会話がなされたことが分かります。


■同時に発言されたワードの特徴



同時に発言されたワードが表示されています。

X軸では、右に行けば行くほど、
自然発生的につぶやかれたワードかどうかがで表現されています。
@やRTは左側に寄ります。

Y軸は、上に行くほど、そのワードをつぶやいたフォロワー数が多くなります。

twitraqのヘルプには、右上の方が効果的なワードと書かれています。
これは、フォロー数が多く、かつ、自然発生的につぶやかれたワードになります。


■この期間の発言者の影響


影響力は、フォロワー数を中心に定義されているのかと思います。
結果は、下記のようでした。

影響力の大きい人も発言しています。

影響力 1 (初心者)      16.7%
影響力 2 (普通)      42.9%
影響力 3 (使い手)      23.8%
影響力 4 (マニア)      11.9%
影響力 5 (影響力大)      4.8%



■この期間の発言が多い地域




地図上で赤くなっているほどtwitterの推定利用者分布に比べて多い都道府県となっています。

利用者に対して、発言された人が多いということまで、計算するとは、
素晴らしい機能ですね。

これは、twitterの利用者の数を県別に、ユーザーローカルさんが把握しているということになります。
これは、「まちツイ」で取得したデータを利用しているのでしょう。


■この期間の発言の男女比




男女比もわかります。
twitterは、実名表記も多いので、名前のデータベースを作って、
男性の名前か女性の名前かを判定していると聞きました。


今回は、男性がだけでした。
こういうツールの話題は、男性が多いんですかね。


■この期間のキーワードを含む発言



キーワード含む発言を一覧で表示しています。


発言によって絞り込みが可能になっています。

・mentions を除外
・返信のみ
・URL あり


解析しているキーワードが黄色にハイライトされているので見やすいです。



また、bitlyで短縮されたURLが含まれる場合、[bit.ly 解析]というリンクが付き、bitlyのクリック数についての解析の画面へ遷移します。
こちらについては、bitlyの裏技として先日紹介したので、ご覧ください。


■まとめ
WEB担当者などが、自分が提供しているサービス名などをtwitraqで解析することで、非常に多くの洞察が得られそうです。
今回は、筆者のサービスではないのですが、筆者の書いたbeencounterの記事がどのようにつぶやかれてるか明らかになりました。


ちなみに、twitraqは、キーワードの解析だけでなく、フォロー・フォロワーの解析や、自分の発言についての解析が可能ですが、今回は割愛しています。

是非、面白いので使ってみてください。


※2010/10/14時点の情報です。

2010年10月16日土曜日

アクセス解析/広告効果測定ツール市場は2009年度は65億500万円

2010年9月11日の記事なので、1ヶ月ほど前ですが、
アクセス解析の市場規模の発表がありました。

アクセス解析/広告効果測定ツール市場、09年度は65億500万円 ‐ 矢野経済研

2009年度は65億円でした。
・2007年度が59億1500万円、2008年度が63億2000万円(前年度比106.8%)という実績で、成長は継続しているものの、そのペースは鈍化している。
やはり、無料ツールの普及の影響や、不況の影響があるようです。
アクセス解析などのツールは、導入の効果が直接的に見えにくいのもあると思います。

ただし、今後もアクセス解析市場は微増に推移すると矢野経済研究所は推測しています。


それは、下記の理由があるそうです。

・「無償ツールから有償ツールへの切り替え」
・「同一企業内における利用部署増加に伴う単価の向上」
・「ユーザーの複数ツール利用率の増加」
・「プラット フォーム提供、コンサル充実による成果の向上に伴う1社あたりの単価の向上」
・「スマートフォン普及拡大による新たな解析ニーズの発生」


企業へのアクセス解析の意識の向上が、アクセス解析市場を活性化させるのではと思っています。

そんな中、昨年は、アクセス解析の協議会であるアクセス解析イニシアチブが立ち上がるなど、
2009年はアクセス解析元年とも言われてました。

2010年10月15日現在では、
無料会員:1,195名
法人会員:43社
個人会員:150名
一般有料参加者:641名
メディアパートナー:5社

と、数多くの人が参加しています。


今後もアクセス解析の市場が盛り上がると嬉しいです。

個人的には、どんどんアクセス解析などのツールを生み出すベンチャーなどが、
アメリカのように多数生まれると嬉しいなと思っています。

2010年10月15日金曜日

bitlyの裏技と効果検証

ご存知の方も多いのかもしれませんが、最近知ったので紹介します。


「bitlyのURLの最後に+を付け加えると、リンクのクリック結果が分かる。」
という裏技です。

「bitly 裏技」で検索すると、この裏技について言及しているつぶやきを発見しました。

http://twitter.com/#!/kabasawa/status/14757376788
Bitlyの短縮アドレスの最後に+を付け加えると、詳細なアクセス解析が見られるのはご存じだろうか? この方法を使うと、自分以外のユーザーが生成した短縮URLのクリック数も調べることができる。ある意味、影響力がまる裸にされる、という怖ろしい裏技だ

元のURLが先日書いた「beencounter」のレビュー記事のbitlyのリンクを調べてみました。

■bitly  URL
http://bit.ly/a8NtKG+

■元URL
http://web-analytics-web.blogspot.com/2010/10/beencounter.html

■つぶやいた人
 GoogleAnalyticsを中心にブログを書いている吉田喜彦さん


つぶやきはこれ
http://twitter.com/#!/kagua_biz/status/27285972292


■結果


30クリック!!

他のBitlyも合わせて、トータルだと83クリックでした。

Tweetsは53ですが、クリックされたうちの36%を一人の方が占めているようですね。


bitlyのリンク解析画面

■まとめ
上記のように、かなり詳細にクリック数が分かってしまうので、
実際、twitterでつぶやいた時などの効果検証にも使えそうですね。


■追記
リアルアクセス解析の小川さんのつぶやきのbitlyのクリックをみたところ、

http://web-analytics-web.blogspot.com/2010/10/beencounter.html?spref=twとなっていました。



?spref=tw

のパラメータは、どこ経由のアクセスか把握するためのパラメータとして、
(一般的に)使われているようです。

http://www.kuribo.info/2009/09/blogger-navbar.html
ちなみに、この機能で各サービスに送られるブログや投稿の URL には、末尾に ?spref=なんとか というパラメータが付加されます。「なんとか」部分は Facebook なら fb、Twitter なら tw、Google Reader なら gr という文字列。これは、Google Analytics などのアクセス解析で、「共有」機能経由のアクセスがどれだけあるか把握するのに役立ちます。

2010年10月13日水曜日

昨日の記事のアクセス解析結果を公開、Bloggerの統計のレビューを添えて。

昨日、「beencounter」のレビュー記事を掲載したのですが、
今日は、その結果をとともに、Bloggerの「統計」(いわゆる、アクセス解析)の機能をご紹介します。


●機能概要
大きく分けて、下記の項目があります。
なんだか馴染みのない言葉が並んでますね。
・サマリー
→レポートの概要、PVの推移を表示。

・投稿
→投稿した記事ごとのPVを表示します。

・トラフィックソース
→いわゆる参照元、リファラと言われるものです。

・参加者
→ユーザーの地域、利用ブラウザ、利用OSなどを表示します。

最後に、自分にクッキーをかませることで、
自分のPVを集計しないようにする機能もついています。
更新ボタンを押せば、リアルタイムに結果も見れるようです。


●設定方法
何か設定をしなくても、ブログを開設した時点から、使えるようです。


●解析結果
実際の画面を紹介しながら、アクセスの結果を見ていきます。

・PVの推移

サマリーより


12日23時から1時間の間に、621PVあったようです。
このブログを書いて、はてブしてみました。

最終的には、1484PVまで行きました。
特に以前からブログを書いていて、読者がいたわけではないのに、
これだけ流入があって驚きました。



・どこから流入してきたのか?

トラフィックソースの参照元より

リファラの上位は下記のようでした。
http://b.hatena.ne.jp/
http://twitter.com/
http://b.hatena.ne.jp/hotentry/it
http://b.hatena.ne.jp/entrylist

トラフィックソースを見ると、はてなから来るユーザーが多くを占めています。
ITのジャンルでホットエントリー入りしたのも貢献してます。

また、TwitterやTwitterクライアントからの流入もあるようでした。


・どこの国の人がみているのか?

参加者の国別ページビューより


やはり日本がほとんどなのですが、
1割ほどが、アメリカでした。
あとは、韓国、イギリス、シンガポール、カナダ、中国、香港、イスラエル
の人がいました。


・3割以上が、Ipadユーザー?

参加者のOS別ページビューより


参加者のブラウザ別ページビューより

一番面白かったのは、この結果でした。

OSは35%のページビューがIpadでした。
ページビューなので、同じ人が何回も見ている可能性はありますが、
3分の1(524PV)は多いですね。

アクセス解析のツールのレビューに食いつくユーザーはリテラシーが高いからでしょうか。


ブラウザは、やはり、safariを使っているユーザーが一番多いですね。


・他のページも見られたのか?

投稿より

まだアクセスがほとんどないのもあり、他のページへの波及の数値が分かります。
他のページのPVは、1割も満たないですね。

サイドのメニューが分かりづらいのか、余りクリックされませんでした。


●統括
詳細な情報はわかりませんが、参考程度の使うのかなと思いました。

今回一番使ったのは、「更新ボタン」でした

更新ボタンを押すとリアルタイムに結果が分かるので、
今のユーザー数が気なって、何回も押してしまいました。

リアルタイムアクセス解析は、非常にブログを書く人にとっても、
面白く、モチベーションになるものだと思いました。


リアルタイムアクセス解析については、ChartbeaJustnowなどがあるので、
これも今後使って、レビューしてみたいと思います。


※注意
2010年10月13日現在の情報です。

2010年10月12日火曜日

禁断のツール!?サイト外ユーザー行動解析ツール「beencounter」

普段、WEB制作に携わっている中で、様々なアクセス解析ツールに触れる機会があります。
その中で、面白いと思ったものを紹介していきます。

今回は、サイト外のユーザーの行動履歴を解析できるツール「beencounter」をレビューしてみました。




●機能概要
通常、自分たちのサイトに訪れたユーザーが、自分たちのサイトに訪れる前に見たサイトを知る方法はありませんでした。

beencounterは、解析したいサイトに訪れたユーザーが、指定のサイトに総ユーザに対してどの程度割合訪れているか確認することができるツールです。
この履歴は、過去のブラウザの履歴から取得しているので、
直近数カ月のことになるでしょう。

また、このサービスのAPIを使うことで、例えば、ライバルサイトを一度訪れたユーザーに対して、
「あのサイトより、うちのサイトの方が、○○の性能が良いですよ。」
という提案とか、
Facebookにアクセスしたユーザーなら
「Facebookをご利用のあなたには、うちのファンページを見てください~。」
というメッセージ表示がが可能になるようです。


●設定方法
下記のように、説明が書かれています。

If for example you are Toyota the sites you might want to enter below would be:
http://www.mazda.com
http://www.nissan-global.com
http://www.mitsubishicars.com
etc.

Please enter each site in a new row preferably in lower case.


あなたがトヨタ自動車なら、マツダや日産や三菱自動車のサイトを登録してくださいと言っています。
要するに、ベンチマークとなるURLを登録します。


今回は、アクセス解析系のサイトなので、
http://nakanohito.jp/

http://www.google.com/intl/ja/analytics/

http://www.i2i.jp/

の3つのサイトを登録してみました。

URLを登録してSubmitを押すだけで登録完了です。


●設置方法
設定後に、Javascriptのタグを設置します。

既存のビーコン型のアクセス解析と同様です。
該当のサイトのHTMLのの直前にJavascriptのコードを設置するのが良いかと思います。


●レポート画面
計測結果は下記のように表示されます。

登録した各サイトに訪れたことのあるユーザーの割合をグラフで表示します。


また、メールで週に一度、下記のようなレポートが届きます。

Please find below your weekly beencounter report (visits tracked since October 4, 2010).

http://●●●.com/ (72)
=========================
Visited none - 63 visitors (88%)

Visited http://www.google.com/intl/ja/analytics/ - 7 visitors (10%)

Visited http://nakanohito.jp/ - 2 visitors (3%)

Visited http://www.i2i.jp/ - 2 visitors (3%)


Visited 0 of the tracked sites - 63 visitors (88%)

Visited 1 of the tracked sites - 8 visitors (11%)

Visited 3 of the tracked sites - 1 visitors (1%)


●仕組み
この仕組は、おそらく一時話題になった楽天AD4Uと同じ方法だと思います。
タイトルの禁断の理由はここにあります。


下記引用。
楽天ad4Uは、Flashオブジェクトの中に数千個のURLへのリンクを埋め込み、それぞれのURLを訪れた形跡があるか否かによって、ユーザーのアクセス動向を調べる。このようなことができるのは、ウェブブラウザーがURLへのリンクを表示する際に、訪問済みのURLと未訪問のURLとで異なる色で表示することについて、そのどちらの状態であるかをCascading Style Sheets(CSS)をJavaScriptによって参照することで判別できるためである。

●料金・プラン
Freeから、$9.95/月、$49.95/月、$99.95/月 と4つのプランがあるようです。

4つのプランの違いは、
・解析対象サイト数、
・行動解析したいサイト数(ユーザーが訪れたかサイトどうか)、
・APIの利用の有無、
・SSLページの解析の有無
によって価格が異なるようです。

●総括
自分のサイトの以外の行動履歴を知ることは、なかなか難しいです。
その点で、貴重な参考になる情報を提供してくれる画期的ツールだと言えます。

ただし、仕組みの点から言うと、
間接的に、ユーザーから情報を取得しているので、正確性については、欠けるでしょう。

また、プライバシーの問題もあるので、利用は慎重になる必要があるのではと思います。

行動ターゲティングのアプローチが様々あることが、勉強になりました。


※注意
・2010年10月12日現在の情報です。

使ってみたいアクセス解析のツール

使ってみたいツールを下記に記します。


Optimizely
誰にでもABテストが簡単にできるツールです。
テキストが編集できるなど、使ってても面白そう。

beencounter
自分のサイトに訪れたユーザーの行動履歴を収集できるそうです。

chartbeat
リアルタイムに着目したアクセス解析。
今、ユーザーがどこで、何をしているのかをリアルタイムに補足できるツール。

JustNow
こちらもリアルタイムに着目した国産のアクセス解析。
ユーザーのマウスの動きなども同時に再生出来る模様。