今回は、なかのひとやうごくひとなど、
ユニークな解析を提供しているユーザーローカルさんのtwitraqを取り上げます。
昨今、twitterなどのソーシャルメディアからの流入が増えてきています。
アクセス解析だけでは、捉えることのできない部分をこのtwitraqは、詳細に教えてくれます。
今回は、twitraqキーワードの解析機能の画面を紹介します。
この機能の画面だけでも、随所に工夫がありtwitraqがかゆいところに手が届くツールだと分かります。
キーワードは先日紹介した「beencounter」です。
■キーワードの発言数推移
発言数を、時間とともに、グラフで表現しています。
@に関しても解析しており、下記の3つの割合も分かります。
・@ を含まない発言
・文中に @ がある発言
・@ から始まる発言
初日は、RTが多かったのか、@を含まない発言が多かったようですね。
翌日は、少し@付いた発言が増えて、これに関して会話がなされたことが分かります。
■同時に発言されたワードの特徴
同時に発言されたワードが表示されています。
X軸では、右に行けば行くほど、
自然発生的につぶやかれたワードかどうかがで表現されています。
@やRTは左側に寄ります。
Y軸は、上に行くほど、そのワードをつぶやいたフォロワー数が多くなります。
twitraqのヘルプには、右上の方が効果的なワードと書かれています。
これは、フォロー数が多く、かつ、自然発生的につぶやかれたワードになります。
■この期間の発言者の影響
影響力は、フォロワー数を中心に定義されているのかと思います。
結果は、下記のようでした。
影響力の大きい人も発言しています。
影響力 1 (初心者) 16.7%
影響力 2 (普通) 42.9%
影響力 3 (使い手) 23.8%
影響力 4 (マニア) 11.9%
影響力 5 (影響力大) 4.8%
■この期間の発言が多い地域
地図上で赤くなっているほどtwitterの推定利用者分布に比べて多い都道府県となっています。
利用者に対して、発言された人が多いということまで、計算するとは、
素晴らしい機能ですね。
これは、twitterの利用者の数を県別に、ユーザーローカルさんが把握しているということになります。
これは、「まちツイ」で取得したデータを利用しているのでしょう。
■この期間の発言の男女比
男女比もわかります。
twitterは、実名表記も多いので、名前のデータベースを作って、
男性の名前か女性の名前かを判定していると聞きました。
今回は、男性がだけでした。
こういうツールの話題は、男性が多いんですかね。
■この期間のキーワードを含む発言
キーワード含む発言を一覧で表示しています。
発言によって絞り込みが可能になっています。
・mentions を除外
・返信のみ
・URL あり
解析しているキーワードが黄色にハイライトされているので見やすいです。
また、bitlyで短縮されたURLが含まれる場合、[bit.ly 解析]というリンクが付き、bitlyのクリック数についての解析の画面へ遷移します。
こちらについては、bitlyの裏技として先日紹介したので、ご覧ください。
■まとめ
WEB担当者などが、自分が提供しているサービス名などをtwitraqで解析することで、非常に多くの洞察が得られそうです。
今回は、筆者のサービスではないのですが、筆者の書いたbeencounterの記事がどのようにつぶやかれてるか明らかになりました。
ちなみに、twitraqは、キーワードの解析だけでなく、フォロー・フォロワーの解析や、自分の発言についての解析が可能ですが、今回は割愛しています。
是非、面白いので使ってみてください。
※2010/10/14時点の情報です。